NOVOカルテット
現在最も注目されている新進気鋭のアンサンブル、NOVOカルテットは、すでに多くの著名な国際コンクールで 優勝や上位入賞を果たし高く評価されている。
2023年、若手音楽家の登竜門として世界的に名高いジュネーブ国際音楽コンクールで第1位を受賞、併せて4つの賞(聴衆賞、特別賞、音楽高校在学生による聴衆賞、音楽大学在学生による聴衆賞)を受賞した。同年ドイツ、ハイデルベルグにて Irene Steels-Wilsing 国際弦楽四重奏コンクールでも第1位及び聴衆賞を受賞。デンマーク、コペンハーゲンで開催されたカール・ニルセン国際弦楽四重奏コンクールでは第2位受賞など、国内外の国際コンクールで、数々の輝かしい受賞歴を残している。加えて、デンマーク芸術財団より、2024年-2026年の「若手芸術家エリート」に選出された。またこの程、イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国においてNOVOカルテットの存在感をさらに高めるであろう、重要な節目とも言える、BBC新世代アーティスト(New Generation Artists 2025年-2027年)に選出された。
2025年より、デンマークで最も由緒ある室内楽協会「1911年室内学協会」の芸術監督兼理事に就任。デンマークの音楽界と音楽文化をさらに進化させ、世界に発信するべく新たな舵取り役を任される。
同年、英国マンチェスターに位置する名門、王立ノーザン音楽大学(RNCM)の、「アンサンブル・イン・アソシエーション」に着任。次世代を担う若き室内楽奏者たちへの指導を本格的に開始するとともに、数々のコンサートへの出演なども予定されている。
また、世界最高峰の弦メーカー、ピアストロ社の「オフィシャル・ピアストロ・アーティスト」に選出される。NOVOカルテットの類稀な実力と、新たな時代の室内楽を切り拓くヴィジョンが、「ピアストロ・ファミリー」の理念と完全に共鳴した証と言える。今後は、ピアストロ社の最高品質の弦と共に、NOVOカルテットが追求する革新的なサウンドと深遠な音楽表現が、世界の聴衆を魅了するであろう。
NOVOカルテットのエネルギーに満ちた熱い想いは、さまざまな独自のプロジェクトを生み出している。NOVOカルテットが自ら企画、運営を手掛ける音楽祭「ACROSS」はまさにそのシンボルと云える。若手室内楽奏者を世界中から招聘し、国境を越えた音楽を創造し追求している。また、現代音楽作曲家達とも連携し楽曲制作のプロセスに対する深い好奇心を育んでいる。2023年,デンマークの作曲家Mette Nielsenの作品を収録したデビューアルバム「Frozen Moments」をリリース、2024年には、Mieczysław Weinberg作曲「Aria no. 9 」をシングルリリースしている。2025年10月、待望のデビューフルアルバム『TRACK 1』をリリース。 「強烈な演奏、完璧なバランス、全身全霊の取り組みが生み出す高密度の音は圧巻」と評される彼らの“NOVOサウンド”。その名(NOVO=新しい)に相応しい革新性を追求した。 収録は、4人で研鑽を積んだ原点回帰の「ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番」を中心に、北欧の魂を込めたニールセン、そして世界初録音となる現代作曲家ヴェスタゴーの作品を収めた意欲的なプログラムとなっている。
クラシック音楽が彼らの衷心である一方、NOVOカルテットはジャンルに捕われることなく、ジャズやポップミュージシャンとの新たな取り組みも模索している。また、ファッションブランド「UNIQLO」「Shaping New Tomorrow」とのコラボレーションでは、音楽とファッションのクロスオーバーを探求、展開している。
NOVOカルテットのメンバー4人の深い友情は、このカルテットを特徴付ける強い礎となっている。音楽的な相互の尊重や尊敬、お互いへの配慮、そしてユーモアは各自のケミストリー云々以前に、彼らの音楽的アイデンティティーと舞台での存在感をも定義している。固く結ばれた彼らの絆は、独自の情感豊かな演奏にも表れており、彼らが提示する音楽と深い感情的共鳴を醸し出している。
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